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4‐18夢の終わり
視線を右に向けると、ある欠片が緑色の光を発しながら浮かんでいる。左に向ければ茶色の光が「四大元素の欠片を並べていたわけ。妨害もかなりあったし、一時はどうなるかと思ったけど、意外とどうにかなるもんだね」
「そうだよ。むしろ僕がそう指示していた。火も風も、未遂で終わったけど、最終的な結果は変わらなかったね。――なぜって言う顔をしているね。必要だったからさ、扉を開けるために欠片が」
抵抗する気力も起きないほど、体はぐったりとしている。薬でも飲まされたのだろうか、それとも覚めて見ていた夢が崩壊しているのを、リディスは目の当たりにできていないだけだろうかロカセナはリディスの左頬を右手でそっと触った。それはとても冷たかった「そんなことしたら、人間が……！在るべき処に還しているのに、どうしてそんなことを？」
「――在るべき処って、本当に人間がいる場所とは違うって思っているの？」
冷たい視線で見下ろされる。今、持っている知識を集めれば、間違ったことは言っていないはずだ「……人なんて、憎しみで覆われた存在。一歩間違えれば殺人を繰り返す。そんなのモンスターと同じだろう？」
「リディスちゃんの脳内に流れた悲鳴や惨劇、あれは人間による醜い争いの果てにあるものだっただろう？」
ごくりと唾を飲み込んだ。どうして急にその話題を出すのか,[url=http://www.11nine.net/iphonecase.html]iphone5ハードケース[/url]。確かにあの映像は吐きたくなるほど、動けなくなるほど、凄惨なものだった「あれを直視していられなかったはずだ。途中でどうにか無視しようとはしていたけど……。モンスターは人間と裏表の存在。だからそれらを一緒にして何が悪い？」
「人間がモンスターに殺されるのは駄目だけど、人間が人間に殺されるのはいいのかい？」
「そんなこと言っていない！でもわざわざそんなことしなくてもいい。どうしたの、ロカセナ、どうしてそんなこと言うの！？」
喋り続けていたからか、霞がかっていた脳内が徐々に開けてくる。動けないのなら、口だけでも動かして、ロカセナを止めなければ。そんな想いとは裏腹に彼は肩をすくめた「それよりもさ、自分の置かれている立場がわかっていないの？」
そう言われて、改めてリディスは奇妙な状態になっていることが気づくなぜ、外で横になっているのだろうか。そしてなぜ全身はだるいのか――。まるでその場に張り付けられたかのような状態だ「それと還した際に脳内に流れる異常な映像が、最近途切れ途切れになっているか、疑問に思わないの？」
『――映像や音を無理矢理召喚させる。ロカセナ、いったいあんたはどこまで召喚できるんだい？』
召喚というのは、通常召喚者が傍にいなければならない,[url=http://www.11nine.net/iphonecase.html]iphone5ケース[/url]。仮に離れたところで行うのなら、それは大きな負担になるだろう「ねえ、僕と一緒に行動していないとき、どうして還そうと思ったの？」
「教えてあげるよ、真実を。ミーミル村でヴォル様が仮説を立てた一つのとおり、リディスちゃんの脳内に流れていた異常な光景は、第三者が召喚したことによってだよ」
自然と一筋の涙が頬を伝った。静かに、確実に落ちていく。その涙をロカセナは拭った「なぜなら、リディスちゃんをこの場に連れてきたかったから。君は――特別な存在だからね。――還術に対して執着をもっており、その上自分より他人を優先させる。そんな人が、他人を守るための還術を取り上げられたら、どうするだろう。――きっと原因を探すはずだって」
声を出そうとするが、出すことはできなかった,[url=http://www.11nine.net/iphonecase.html]iPhone5 ケースおしゃれ[/url]。言われた事実が衝撃的すぎて、受け止めきれない「ねえ、リディスちゃん、そもそも自分が何者であるか、知らないの？シュリッセル町のオルテガさんの娘であると思っているの？」
根底から覆られそうな内容に、僅かな声を漏らす。自分の出自など何も関係はないはずだ。特別な存在など、何を言っているのか――「リディスちゃん、本当は君はお姫様だった。だけど、特別な力を持っているがために、城から離れさせられたんだ」

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